ライティングに関して
氏はSS撮影のエキスパートたちがあまり公開したがらないSS撮影のテクニックやご自分の設定を惜しげもなく公開されています。
設定に関してはColor Collection Curveの設定を公開されています。
これは非常にありがたいことです。
ぶっちゃけると
ミケ「SS撮影の仕方くらい教えてくれたっていいじゃん。ケチ。ぷんぷん」
と怒っていたところが、「Metagraphy」氏という神が舞い降りたという感じです。
氏のライティングは人物を一人撮るのに8灯ものライトを駆使するというもので、ハニセレやスタジオ初心者やあまりライティングのことがよくわかってない素人には難しいなと思いました。
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ミケ・タマ最終回の後姿はこのMetagraphy氏の8灯セッティングを独自に劣化させて(笑、3灯簡易ライティングにしたものです。
ライトは全体ライトを3灯使っています。
Metagraphy氏の設定を参考に、マップシャドウキャスティングを切ってキーライト、トップライト、ボトムライト的な何かのみを使っています。
顔を見せると影のつき方にごまかしが利かなくなるのて、敢えて後ろ姿にしています(笑
ちゃんと塀の影が夕日のさしている方向から射しているのがわかるのではないでしょうか?
というわけで、「今更ハニセレ」でもMetagrapy氏に倣ってライティングをやってみました。
題して、Metagraphy Curve VS HSLRE 色調補正 nyaacho LRE肌
当然ですが、Metagraphy Curveを使とMetagraphyさんっぽい画になってしまいます。
私はSSを見ればわかると思うのですが、HSLREをEx肌をメインに使ってません。
あくまでもわたくしのサイトからダウンロードできる設定にして普通の肌や4K肌の色調補正に使っています。
今回はあえてかなり色補正されたnyaacho LRE肌を使ってMetagraphy Curveを使った場合の見え方の違いを比較していこうと思います。
※ 追記 念のためにお断りしておきますが、Meta氏の設定は4Kですらない普通のハニセレに4K肌に入っているColor Collection Curveの設定を追加するパッチを入れてMeta Curveを適用できるようにしたものです。
Meta氏の8灯ライティングに関してですが、なぜこんなにライトが必要なのか?です。
まず例として晴れ渡った真っ昼間の屋外を想定してみましょう。
この場合、我々は太陽からの光源しか感じませんが、実際には様々なものに反射して下からも弱い光を浴びています。
自然な陰影というのはこのように実際にはあまり感じることのない弱い光の反射も含むものです。
人間の顔というのは明るいほうが絶対的に良く見えますので、撮影のために自然界にない強い光を至近距離から浴びせると、とてもよく(美男美女に)見えます。
しかし、これでは微妙な凹凸の集合体である顔に濃い影が差して不自然になってしまいます。
そのため、現実の撮影ではレフ板を使ったり、いろいろな方向からライトを浴びせることになります。
しかし、CGだとここに一つ問題があります。
今のPCゲームのCGグラフィックスでは光源計算をしていません。
光源計算には莫大な演算が必要になるので、リアルタイムレンダリングでは不可能だからです。
よって反射される分も含めてライトを設定しなくてはならないということなのだと思います。
これはわたくしの独自の考えなので間違っているかもしれません。
参考程度にしてください。
ちなみに、最新のゲームではレイトレーシングがようやく入ってきているようなので、5-10年後はある程度光源の設定をすればソフト側ですべてを自動でやってくれるようになるかもしれません。
映画のCGよりゲームのCGの方が不自然なのはちゃんと光源の計算をしてないからです。
私の理解に間違っているところがあったら指摘していただけると幸いです。
ライティングに関してはわたくしはあまりよく理解してませんので、Metagraphy氏のサイトにあるものをキャラを変更しないものとキャラを変更してそのまま使います。
この8灯ライティングに関してはありがたいことにMetagraphy氏がサイトからダウンロードできるようにしてくださっておりますので、各自でダウンロードしてください。
MetaGraphy氏サイトトップページ
今回使用したMetaライティングシーンがダウンロードできるページ
それでは行ってみましょう。ドン
Metagrapy Curve上杉ちゃん改
クリックで拡大します
HSLREでのMeta上杉ちゃん改
このMeta上杉は色調などが若干違うMeta上杉改ともいえるものです。
大変申し訳ないのですが、まことに勝手ながらWaifuRipperを使い、元のシーンから抜き出させていただきました。
比較してみるとよくわかりますが、LREの方が影が濃くなっています。
色もかなり濃いですね。
一応多方向からライトを当てて正面方向はできる限り影を消すような設定になっているのですが、やはり影の落ち方が違っています。
そのため、MetaCurveの方がシャープに見えます。
この微妙な違いでMeta氏はHSLREを使っていないんだと思いますが・・・。
その他わたくしの作ったキャラに差し替えてSSを撮影してみました。
Metagrapy Curve
HSLRE
今回はちょっとガチなのでFullHDでSSを撮影しています。
私のキャラの方は肌の色やつやの設定は全く同じです。
クリックで拡大してダウンロードすれば重ねて比較できますので自分のPCにダウンロードしてじっくり見てみてください。
やはりMetaCurveのほうが全体的にシャープに見えますね。
参考にNyaacho LRE肌のバージョン(色補正あり)も上げておきます。
HSLRE NyaachoLRE肌
氏の技術はWEB上で撮影ノウハウを公開してくださっている方の中では卓越しているものであり、私の技術レベルでどちらがよいという見解を述べることは差し控えます。
ただ、こうした微妙な違いを具体的に形にまとめて指摘できる方がハニセレ界・ネット界に表れたのは凄いことだと思います。
氏の登場以前と以後ではSSに関する評価というのは全く変わってしまったのではないかと感じます。