今更ハニセレ

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PlayHomeの評判を見て感じたこと

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Byhslre

先にお断りしておきますが、私はPlayHomeは買ってません。

今後も買う予定はないです。(今のところ)

ネットでPlayHomeの評判を見ていると批判を浴びているのは、HoneySelectと比較すると「お得感がない」という点でした。

これってどういうことかというとPlayHomeとHoneySelectは全く別の種類のゲームであるにも関わらず、同じ土俵で評価されているということです。

PlayHomeは暴力性とか特殊なシチュエーションを楽しむ(?)ためのゲームだと思うのですが、そういうのは一切ないHoneySelectとまったく同じものとして扱われているということです。



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シチュエーションを楽しむゲームでは雰囲気を壊してはいけない

まず大失敗だったのはキャラクリですかね。

それから衣装です。

キャラクリはある程度仕方ない部分もありますが、キャラクリをつけるなら、デフォルトのキャラを三セットくらいは用意すべきだったと思います。

現状のイリュージョンのゲームではキャラを立てられるだけのシナリオライターがいませんので、キャラクリを付けざるを得ませんが、これはもろ刃の剣で、PlayHomeのようなシチュエーションが重要なゲームにおいて、状況にのめりこめなくなるという欠点があります。

衣装もそうですね。

一般家庭に無いようなファンタジー衣装などがあっても、興ざめするだけです。

ではどうすればよいのか?

キャラクリや衣装などは初期の状態ではバッサリ切ってクリア後のお楽しみとしてゲームの要素の一つにすることが正解だと思います。

もしイリュージョンがシチュエーションを重視するゲームが作りたいなら、シナリオライターの育成は必須だと思います。

キャラクリをつけたり、衣装をたくさん入れるのは「ゲーム本体に自信がないから」なのではないでしょうか。

少なくとも客観的にはそのように評価されると思います。

王道はちゃんとゲームやシナリオとして、家庭が崩壊していく様を楽しませて(?)そのうえでおまけ要素として衣装やキャラクリを用意することだと思います。

王道ができないので、キャラクリや衣装に力を入れざるを得ないということなのでしょう。

恐らく様々な問題があって今の状態になっているのだと思いますが、この流れはどこかで断ち切らないと、どんなゲームを作ってもHoneySelectと比較される状態から抜け出せないでしょう。

するとますますシチュエーションが弱くなってユーザーからの批判を浴びるという悪循環になると思います。

スタジオがないことに対して不満が出るというのはシチュエーションなんて関係ないという本来PlayHomeが意図する購買層とは関係ないユーザーが大量に買っているということです。



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無料のDLCと有料のバランス

ハニセレはこれがちょっとおかしかったので「アペンドディスク活発」にかなり不満が出ました。

衣装に関しては、やはり、ハニセレから移植するのであれば、特典の衣装はアペンドに収録するなどの工夫を行わない限り不満は出続けると思います。

今まで散々指摘してきた通り、衣装を売りにするとというのはシチュエーションを楽しむゲームにはマイナスです。

ですからPlayHomeようなタイプのゲームでは特典も考えなければならない要素の一つなのかもしれません。

スタジオがなかったことに対する批判

PlayHomeはスタジオやキャラクリ、多彩な衣装があればゲーム性が落ちるタイプのゲームですので、やはりこれもクリア後のお楽しみとして要素の一つにすべきだと思いますが、キャラやアイテムの最大配置数を制限した簡易的なスタジオは入れるべきだったのではと思います。
背景画像のみに対応とかでもいいかもしれませんね。

(私がスタジオ派だったからそう思うのかもしれません。本来は無いほうが正しいと思います。)

本体には簡易スタジオを入れて、アペンドにフル機能のスタジオを入れるという流れにすればある程度の不満は解消できるかもしれません。

しかし、本来的には、カスタム要素がなくてもゲームが楽しめるようなシナリオやゲーム要素を入れ込むというのが正しい方向だと思います。

PlayHomeは容量的(データのボリューム)にはHoneySelectよりかなりお得感がある内容だと思いますが、ゲームとは関係ない部分を強化したことによって、ボリュームが少なく見えるというかなり損な見せ方をしてしまったということです。

裏を返せば、「ちゃんとゲームやシナリオで勝負できない」という欠点が解消できない限り、損をし続けるということでもあります。

現在の18禁ゲーム業界では3DやVRのゲームを作れるメーカーは限られていますので、現状の状態でもある程度の売り上げは見込めるのでしょうが、やはり年に二本とアペンド一回ずつというドッグレース的なスケジュールから抜け出してユーザーから評価されるゲームを発売するには、見せ方やシナリオをもっとよく練らないとダメなのではないでしょうか。

いうほど簡単ではないとは思いますが、本来ユーザーから評価されるべきところは無視されて、ゲームとは関係のないところで批判を浴びている現状を見ると、残念な気持ちにもなりますし、何らかの方向性の修正が必要なのではないかとも思います。

18禁ゲームの世界では数少ない3Dゲームが作れるメーカーさんですので、是非頑張ってほしいと思います。

一部に熱烈なファンもいらっしゃいますし、それはそれで凄いと思います。

しかし、私は、現状を無条件に肯定はできません。

それは、良いものは良いと思いますし、悪いものは悪いと思うからです。

ゲームは別に世の中から消えてなくなっても社会は回っていく種類のものだと思います。

だからこそ、強烈なこだわりを持って作られるべきものの一つではないでしょうか。
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