三枝タミの物語 あ・ら・か・る・と 「お風呂上がりのフルーツ牛乳」
ついに待望の新居が完成しました。
この辺の経緯は「三枝タミの物語 あ・ら・か・る・と「お父さんとドライブ」」「三枝タミの物語 中編」に詳しいです。
三枝タミの物語シリーズ
三枝タミの物語(前編)
三枝タミの物語(中編)
三枝タミの物語(後編)
三枝タミの物語 あとがき
「三枝タミの物語 外伝:三枝美恵子の章」
三枝タミの物語 あ・ら・か・る・と 「希望ヶ丘の決闘」
三枝タミの物語 あ・ら・か・る・と 「レストランの秘密」
三枝タミの物語 あ・ら・か・る・と 「お父さんとドライブ」
今明かされる真実・・・あの時点ではお父さんはタミちゃんからマイナス評価を受けていた。
新しいおうちに大喜びしたタミちゃんからの評価は回復し、減点パパの点数は-100点から-30点くらいになりました。
しかし、まだまだお母さんの後ろに隠れなければお父さんとお話ができないタミちゃん。
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ハニセレが動くノートPC!
ここが・・・お庭!(キリッ)
ここが・・・私の部屋!
ここが・・・・リビング!
ここは・・・お母さんに報告しなくては!
※ 服はタミちゃんの妄想です。未知の領域に挑むタミちゃんの心意気です。
お父さんとお母さんに案内されてから、一人で新しいお家を一通り探検したタミちゃんでしたが、そこで見つけたものは・・・。
タミちゃん「お母さん。大変、大変」
お母さん「どうしたの?タミちゃん」
タミちゃん「お・お・お・おうちに銭湯がくっついてる・・・」
お母さんは笑いながらタミちゃんに言いました。
「それはね、うちだけのお風呂なのよ」
タミちゃん「ウ・ウ・ウ・・・ウソだ!」
タミちゃん「(あんな大きいお風呂がおうちにあるわけがない!)」
なぜか動揺するタミちゃん。
お母さん「本当よ・・・。じゃあ、今晩一緒に入りましょうか」
タミちゃんは半信半疑です。
「本当に?本当にうちのお風呂なの?」
お母さん「そうよー。大きいでしょう?お父さんにちゃんと感謝しないとダメよ?」
タミちゃんはお父さんが近づいてくるとサッとお母さんの後ろに隠れ、疑いのまなざしをお父さんに向けながら一応お礼を言いました。
タミちゃん「お・・・父さんありが・・・とう」
お父さん「ふふふ。お風呂がうちについてるのが珍しいかい。タミちゃん。」
減点パパ。現在-30点(笑)
(疑われているのが少し悲しい・・・)
そしてその夜
三枝タミの物語はエロくないからつまらないと思ってる諸兄
お待たせしました。
ついに、満を持して
サービスシーン タミちゃんとお母さんのお風呂シーン
タミちゃん「お母さんすごーい。」
お風呂の洗い場で走り回るタミちちゃん。
この間のお詫びにお父さんが買ってくれたペンギンのおもちゃ(特注品)で遊ぶタミちゃん
お風呂のおもちゃを買ってもらったのは初めてなので大喜びのタミちゃん
よくある黄色いアヒルの奴じゃないです。
お母さんと楽しくお風呂に入るタミちゃん
タミちゃんとお母さんがお風呂に入ってる最中のお父さん
(「俺もいつかはタミちゃんに背中を流してほしい・・・。水着でもいいから・・・。」)
そう思いましたが、この間の件がありましたのでもちろん口には出しませんでした。
(寂しいなー)
タミちゃんLoveの減点パパは居間でタミちゃんたちがお風呂から上がってくるのを待っていた。
風呂上り
お母さんはタミちゃんにマグカップを上げる。
タミちゃん「こ、これは・・・・」
お母さん「牛乳よ。銭湯に行ってた時は一度も買ってあげたことなかったわね。」
バーン!風呂上がりの牛乳!
タミちゃん感動で手が震える
お母さんと銭湯に通っていたときは一度も買ってもらえなかったし、貧乏なのを知っていたので「買って欲しい」とも言えなかった牛乳にタミちゃんは感動ひとしおでした。
タミちゃん「お風呂上がりの牛乳おいしいー。タミ幸せだよ!」
(満足そうな顔で風呂上がりの牛乳を飲むタミちゃん。)
タミちゃん「牛さんありがとう・・・」
(実はお母さんも飲みたくて仕方なかった)
タミちゃん「タミはあの銭湯屋さんのフルーツ牛乳が一度は飲みたかったけど、牛乳もおいしいよ。満足満足。」
減点になったお父さん、耳を大きくして聞いている
タミちゃん「お母さん・・・お・・とぅさん・・おやすみなさい」
お父さん・お母さん「おやすみ、タミちゃん」
そしてタミちゃんは眠くなって自分の部屋に戻っていきました。
タミちゃんが自分の部屋に戻って寝たことを確認すると・・・
ソワソワ
お父さん「美恵子さん。俺、今からコンビニでフルーツ牛乳探してくる」
(何が何でも挽回したいお父さん)
お母さん「無いんですよ。私もちょっと見てみたんですけど・・・・。銭湯はこの間廃業しましたし・・・。」
(実は飲みたくて仕方無かったので、近所のコンビニとスーパーすべて探した人。タミちゃんからもねだられていた。)
お父さん「フルーツ牛乳かぁ・・・。フルーツ牛乳ねえ・・・。そういえば売ってるのを見たことが無いなあ・・・」
フルーツ牛乳のことをずっと考え続けるお父さん。
そしてしばらくたったある日のお風呂上り
お父さん「タミちゃん。ハイ、これ」
お父さんが差し出したのはなんと、フルーツ牛乳
タミちゃん「こ、これは・・・・。銭湯屋さんにあったのと同じフルーツ牛乳!」
感動でブルブルと手が震えるタミちゃん。
お父さん「飲んでいいんだよ。タミちゃん」
もちろん、お母さんの分もある
タミちゃんはマグカップに移したフルーツ牛乳を飲んだ
タミちゃん「こ、これがフルーツ牛乳の味・・・。ありがとうお父さん!」
タミちゃんはこの時初めてお母さんに言われる前にお父さんに「ありがとう」と言いました。
そして、心から感謝したのです。
タミちゃん「お父さん凄いです。お母さんとタミで一緒に近所のコンビニとスーパーを全部回って探したのに・・・」
お父さんに尊敬のまなざしを向けるタミちゃん
タミちゃんのお父さん採点メーター
ピピピ
プップクプー
ついにタミちゃんのお父さんへの採点がプラスになった!
俺の時代 キター!
心の中でお父さんガッツポーズ
タミちゃんが就寝したあと
お母さん「貴方、これはどうしたんですか?」(実は本当に飲んでみたくて仕方なかったので必死に探し回ってた人)
お父さん「会社に出入りしている業者の人に用意してもらったんだ」
4400万のスポーツカーよりも一本150円のフルーツ牛乳に感動するタミちゃん・・・。
ちなみにお母さんからの評価も上がりました。
しかし、元からこの上なく高いので変化は無し。
※ 管理人もこの話を書くためにフルーツ牛乳を近所の店で探してみましたが、ありませんでした。結局飲んだことが無いのでわからないのですが、どんな味なんですかね。皆さんも是非探してみてください。意外とないです。
後日談
社員A「あれっ?うちの会社、フルーツ牛乳の入ってる自販機なんてあるんですね」
藤崎専務(みーあのお父さん)「確かに。変わってるなあ。そういえば社長が何か言ってたような・・・」
タミちゃんのためにフルーツ牛乳を手に入れようと会社の自販機を丸ごと入れ替えたお父さん・・・。
わざわざこのためだけに業者の人を呼んだのでした。
やっと採点がプラスになったお父さん。ガンバレお父さん。
というわけで、こんな感じで減点されたりプラスになったりしながら徐々にタミちゃんと仲良くなっていったお父さんでした。
今回は前回の失点を挽回してリベンジに成功したお父さんです。
前回の話で終わるとお父さんがあまりに気の毒ですので、今回の話とワンセットになります。
タミちゃんがお父さんを好きになれない理由の一つとしてお父さんが来る前は狭い部屋でお母さんと一緒に寝ていたタミちゃんでしたが、新しい家に来てからは自分の部屋を与えられ、お母さんはお父さんと一緒の寝室で寝るようになります。
一言も不満を漏らしたことはありませんが、タミちゃんはお母さんを取られたように気分になって寂しかったんでしょうね。
次回、「
あとがき
広くて明るい新しい家で暮らすようになったことと、今回の件をきっかけとしてタミちゃんは徐々に明るく前向きになり、お友達もできるようになります。
「MOD紹介」に出てくる「みーあ」やタマこと「鷹宮渚」とも友達として出会うことになります。
この物語世界のタミちゃんは同世代の平均よりもかなり小さいので二人ともタミちゃんよりかなり身長が大きいです。
「MOD紹介」の「みーあ」や「タマ」はデフォルメされているのでタミちゃんとほとんど変わらない身長ですね。
雄太くんが生まれてくるまでのこの辺の時期がタミちゃんにとっての黄金時代と言えるのかもしれません。
雄太くんが生まれた後のタミちゃんは家族の中での自分の立ち位置を考えるようになり、お父さんの財産や会社は雄太くんが受け継ぐべきだと考えるようになります。
この時期のタミちゃんはそういった考えとは無縁です。
タミちゃんの考えはあまりにも清廉潔白すぎて「人間はもっと卑しいのではないか?」と考える方もいると思います。
私もそう思いますが、それに対する答えも一応用意してあります。
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三枝タミの物語 あとがき
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