AlloySkinForHSについて
このブログを開設した当初は、新作であるPlayHomeも発売され、「もはやハニセレの時代は終わった」と思いつつ、ハニセレ向けにリリースされたMODの情報を最後に纏めて使いやすくするために更新を続けてきましたが、PlayHomeのアペンドが出て、その次の新作の体験版が出てもいまだにMODのリリースが続くハニセレは凄いゲームだなと思います。
そんなハニセレ向けにまたものすごい大型MODが出ました。
リリースされた方はイリュージョン系のMOD界でもトップレベルのMODerである雨宮氏です。
Dell ゲーミングノートパソコン G5 15 5590
Core i5 ホワイト 20Q21/Win10/15.6FHD/8GB/128GB SSD+1TB HDD/GTX1650
ハニセレが動くノートPC!
似たようなコンセプトのものに以前紹介した「PH Skinsets for HS」がありますが、こちらは「バンプ、オクルージョン、ディテールマップなどをPlayHomeのバージョン(4k)に更新します。」とのことですので、肌の凹凸やテカリだけしか変化しません。
参考記事
PH Skinsets for HS
この「AlloySkinForHS(Trial)_1.0.0.0」はシェーダーも変更してしまうようです。
それではダウンロードしてみましょう
〇AlloySkinForHS(Trial)_1.0.0.0
ppH板配布物スレッド5 #87
〇参考記事
本当の本当に基本的なこと。
〇MEGAダウンロード
MEGAダウンロードの方法1
MEGAダウンロードの方法2
〇MODの導入
MODのインストール方法1
MODのインストール方法2
まず解凍したフォルダがどのようなフォルダ構成になっているのか確認してみました。
解凍したフォルダを見て見ると上のようなフォルダ構成になっています。
..\[HS]AlloySkinForHS(Trial)_1.0.0.0\HoneySelect\abdata\chara\YashiroAmamiya\alloyに
cf_m_base.unity3d
cf_m_face_00.unity3d
..\[HS]AlloySkinForHS(Trial)_1.0.0.0\HoneySelect\Pluginsに
AlloySkin.dll
この三つのファイルで構成されています。
「cf_m_base.unity3d」「cf_m_face_00.unity3d」がマテリアル、「AlloySkin.dll」がシェーダーなのではないかと思います。
「cf_m_base.unity3d」「cf_m_face_00.unity3d」のファイルサイズをハニセレのオリジナルと比較してみます。
オリジナル | AlloySkinForHS | |
cf_m_base.unity3d | 6,614,222 | 68,221,999 |
cf_m_face_00.unity3d | 2,685,146 | 11,867,550 |
ファイルサイスが10倍くらいに増えてますので、テクスチャを4K化して入れ替えるくらいのことはしていそうです。
ファイル構成からマテリアルが変わるのは女性のボディとフェイスのみのようですね。
ReadMeを見て見ると、StudioNEOのみに影響を与えるPluginで、F12を押すと機能するようです。
ファイルの構成を見ると、ノーマル4K、HSLRE、PH Skinsets for HSと干渉することはなさそうです。
では具体的に使ってみてどんなふうに代わるのかテストしてみましょう。
※ インストールにあたっては上で紹介した参考リンクの記事を見ながらインストールしてください。
モデルはわかりやすくするためにいつも通り全員が持っているはずの「上杉美沙」こと上杉ちゃんを使用します。
また、今回4KとHSLREに関しては4K上杉ちゃんとHSLRE化した上杉ちゃんを使いました。
4K上杉ちゃんに関してはボディの肌を「VR Kanojo 4K Body」に顔の肌タイプを「4K face A08(A16)」に変更してありますが、そのほかは一切変更してません。
HSLRE上杉ちゃんは以前こちらの記事で公開した HSLRE上杉ちゃんの「上杉美沙 LRE 普」を使っています。
わからない人はいないと思いますが、念のためにリンクも張っておきます。
・HSLRE「上杉美沙」ダウンロード
テストにあたってはStudioNEOの「被写界深度」と「フォグ」を切って背景画像に「sample04」を指定しています。
比較数が多すぎてわけがわからなくなりますので、最初にデフォルトの状態から比較していきたいと思います。
一部画像が暗いですが、光源などは一切変更していません。
それも含めた比較だと思ってください。
デフォルト[4K skin diffuse initial pack (for HS Party)のConfig.xmlを「
デフォルト+AlloySkinForHS
4K skin diffuse initial pack (for HS Party) でCurveをlinearにしたもの
4K Skin
4K skin diffuse initial pack (for HS Party) でCurveをlinearにしたもの+AlloySkinForHS
4K Skin
4K skin diffuse initial pack (for HS Party)でCurveをlinearにしたもの +AlloySkinForHS
Normal Skin
まずデフォルトと4Kで比較してみました。
どちらもAlloySkinForHSをオンにするとかなり肌が白っぽくなります。
全体的な印象としては当然ですがPlayHomeの感じにかなり近くなります。
当初は単純にテクスチャをPlayHomeのものに入れ替えてシェーダーを変えるだけなのかと思っていたのですが、ノーマルと4KでAlloySkinForHSをオンにした状態の品質が明らかに違うので、これが単にCurveをLinearにした影響なのか、元になったSkinの品質の影響を受けるのか調べるためにノーマル肌でCurveをlinearにした状態でAlloySkinForHSをオンにしてみました。
この状態で4K Skinと比較すると明確に品質に差が出ました。
どちらかというとデフォルトの結果に近い(というか見分けがつかない)ので、やはり、AlloySkinForHSは元になったSkinの品質に影響を受けるというのが正解のようです。
これを踏まえてHSLREでの結果も比較してみました。
HSLRE Normal
HSLRE Normal+AlloySkinForHS
HSLRE 4K
HSLRE 4K+AlloySkinForHS
HSLRE Ex
HSLRE Ex+AlloySkinForHS
こんな感じになります。
HSLREに関しては、さすがにデフォルトや普通の4Kと比べるとNormal Skinでもかなり品質に差がありますので、HSLRE以外の環境は考えられないのかなという感じです。
その他、AlloySkinForHSの傾向としてはやはり元になったSkinの品質に差が出ますので、4K以上のSkinで使うのがよさそうです。
Ex肌は赤味がかかっていますが、AlloySkinForHSをオンにすると多少軽減されます。
この色が許せない人はもっと肌が白くなる「LRE 白」を使うようにするしかありません。
質感に関してははっきり言えば好みの問題もあると思います。
PlayHomeの質感が好きならば、AlloySkinForHSを使っても見てもよいのではないでしょうか。
どちらにしても選択肢が増えるのはよいことだと思います。
PlayHomeもMODが充実してきてかなり質感が上がってきておりますので、このMODで差が縮まったかなという感じです。
個人的な意見なのであまり大きくとらえないでほしいのですが、現実問題として、HSLRE後のハニセレを使っているとPlayHomeの必要性はあまり感じません。
ハニセレの場合、軽くしようと思えばNormal肌のキャラも使えますし、今回このAlloySkinForHSも増えてますます選択肢が増えましたので、またしても汎用性が上がったかなという感じです。
使う際のデメリットとしては、肌の色の変化をキャラメイク画面では確認できないので、多少の試行錯誤が必要かもしれません。
一応まだ、Trialってことなので今後の改良を期待しつつ、検証を終えたいと思います。